東北連合学会

6月10日に弘前で開催された東北連合産科婦人科学会に参加してきました
弘前に行くのは7年ぶりでした

今回、学会の講演で性教育のに関する講演が多くあり、会長の先生には、日ごろ性教育や低用量ピルのことでいろいろ聞くこともあったので、参加することにしました

土曜の診療が終わってから、車で向かいましたが、久しぶりに県北に行ったので、高速道路が大館能代空港からつながっていることを知りませんでした 大鰐弘前ICまで2時間で着きました 近くなったものです 1日目は学会には間に合わず、懇親会からでした 最近は県内の若手医師や研修医はまったくわからないし、向こうも私のことを知らないだろうと思ったので、飲み会で当院からの患者さんをよろしく、と言って顔を売ってきました

日曜日は朝から学会に参加しました 地方部会では不妊症の演題は少なく、周産期のことや婦人科腫瘍の発表が多く、最近は離れてしまった分野のことで、新鮮に感じられました 産科の講演で、妊娠高血圧症候群や胎児発育不全に、PDE5阻害剤が使われていることは初耳でした PDE5阻害剤は当院でも処方しているEDに対する薬で、使われていたがシアリスだったこともびっくりしました PDE5阻害剤は血管拡張作用があるので、血流が改善して効果か出たのでしょう そのほかにもアスピリン葉酸も効果があるとのでした 妊娠反応陽性だった人に、葉酸を勧めていましたが、妊娠初期だけでなく、後半まで服用するようにと、翌月曜日から変更しました
日曜日午後は、性教育の講演でした お坊さんから、仏教的な観点からの話や日本家族計画協会の理事長からはピルの歴史、日本で承認はアメリカから40年遅れ、北朝鮮からも5年遅れてやっと承認されたことなどが印象深かった 
講演中から、今度、私が中学生や高校生に性教育をする際に、使ってみようと思ったスライドもあり、さっそく今週行く学校で使てみようと思っています