更年期学会

昨日は内分泌研究会の講演を聞きに行きました。
特別講演は弘前大学産婦人科教授で、更年期学会の理事長を務めている水沼先生でした。

更年期学会は名称を日本女性医学会と変更しています。実は更年期学会に入会して、最近は毎年、総会および学術講演会にも出席しています。今年も行こうと思っています。
更年期症状を主訴に受診する人が自分と同年なのだと気づいた頃から、身近に感じはじめ、興味が湧いてきました。

「更年期学会」という名称から「日本女性医学学会」に変更してしまったのはどうもしっくりきません。更年期から老年期にかけての問題を考える学会だったのに、思春期からとなると、守備範囲が広すぎて、焦点が定まっていない印象があり、どうも好きになれません。
思春期には思春期学会という学会もありますし、、、

さて、講演の内容はSERMという薬についてでした、骨にのみ作用するエストロゲンです。骨粗しょう症の薬です。骨折が起こるのは70才台でしょうが、骨密度が低下するのは、閉経期(50才頃)から急に低下し始めます。この頃から服用することが推奨されていますが、この年代では、症状(骨折)はないわけで、たとえ骨密度が下がっていても、将来骨折して、寝たきりになるなんて想像できないと思います。将来骨折するかもしれない(しないかもしれませんし)ことに「予防的」に薬を服用する人がどれだけいるか、甚だ疑問です。

更年期学会専門医の受験資格は今年取れましたので、来年、専門医試験を受けてみようと思っています。