建物探訪⑤

今日は結局、計画停電はありませんでした。
天候も悪かったので、休診にしてよかったです。

開院の手紙を書いたり、市役所に行ったりしていました。

ここ数日は震災に関連したことを書いていましたが、震災や原発のことはテレビで常に流れていますので、今日はこんなご時勢ですが、産婦人科診療に関することにしようと思います。
↑レントゲン室です。子宮卵管造影で使用します。不妊症の検査で子宮卵管造影は必須の検査です。透視機能があります。透視機能を導入するかどうかで悩みましたが(費用面で)、やはり生殖医療を主軸おいたクリニックですので、透視機能を兼ね備えたレントゲン装置にしました。
検査の目的は子宮内腔の形や卵管が通っているかどうかを調べことです。
卵管で受精が起こるので、通過しているか否かで治療方法は大きく変わります。患者さんの中には「この検査はものすごく痛い」とウワサで聞いてくる方がいます。まったく無痛というわけではありませんが、ほとんどの方にとって我慢できる範囲内と思います。(私が見ている印象ですが)
子宮卵管造影は検査ですが、検査後に妊娠する方はいます。以前調べたときは20〜30%の方が検査後に自然妊娠していました。理由は卵管が造影剤で洗い流されるからだと考えられています。造影剤によるアレルギーを起こすことが稀にあります。