怪しきは罰す

予想では午前中に雨のようでしたが、午後から雨になしました。

6月1日から子宮頸がん検診が始まりました。当院では子宮がん検診のみ行なっています。当院以外では産婦人科でも骨密度や大腸、乳房などできるところもありますが、守備範囲を広げずにやろうと思い、子宮頸がん検診のみにしました。
秋田市では「子宮頸がん検診」となっていて、手技的には子宮頚部から細胞を採取することだけ行えばいいわけですが、ほとんどの産婦人科で子宮頸がん検診に加えて、超音波検査も行なっています。超音波検査をする目的は卵巣がんや子宮体がんを発見することです。
ある一定の基準で線を引きますので、要精密検査と連絡が来ても、必ずしもがんであるわけではありません。
医者になりたて頃、先輩から「検診は怪しきは罰す」という態度でやるように言われました。今も悩んだ時は「罰す」=「要精密検査」としています。そのぶん受診者された方は「要精密検査」のハガキがきて不安になると思いますが、「異常なし」と診断するのはやはり難しいのです。