ピースとハイライト

サザンオールスターズのピースとハイライトという曲があります
♪〜教科書は現代史をやる前に時間切れ そこが一番知りたいのになんでそうなるの〜♪
確かにそうです。中学でも、高校でも日本史で、「なんで太平洋戦争になったか?」ということを明確に、教えられた記憶はなく、こういうことが原因で戦争になっただと、答えられる人は少ないのではないでしょうか
社会科の先生に歴史的にも評価が定まっていないことを教えろということも酷なことかもしれません

ここ数か月、ニュースの中心であった、安保法案が成立しました
ニュースでは、一方は憲法違反といい、もう一方は合憲だと。また一方は戦争法案だといい、もう一方は戦争にならない法案だといいい、どちらが正しいのでしょう?
法案が成立して、中立的と思われる新聞を読むと、少なくとも戦争を仕掛けるようなものではないと読めました

ただ、アメリカがイラク戦争を始める前に、大量破壊兵器があるということが戦争を始める大義だったと思いますが、結局大量破壊兵器は見つかりませんでした。もし今後も、アメリカが勝手に始めた戦争に自衛隊が参加して、戦死者がでて、なお戦争の大義がなかったということになれば、最悪なことだ、と思います 

最近、読んだ戦争関連の本の読書感想文です

あの戦争と日本人:半藤一利 
その中でなるほどと思ったこと、明治維新大河ドラマなどでいろいろ描かれているが、明治維新は軍事クーデターでの側面が大きく、明治政府では軍隊が大きな力を保持していた。 軍隊は戦争をすることで存在意義を見出していた もう一つ、明治維新後、日本は欧米の植民地にならないように、近代化進め、当時大国であったロシアに、勝った勝ったといっても、ぎりぎり休戦に持ち込めたという程度であった それにより日本人は自信を持つことになるが、それが過信へと、うぬぼれさせた
そのほか大日本帝国憲法の「統帥権」のことや、戦争することの大義として、「八紘一宇」なるスローガンのことが書かれていた やはり戦争する理由は自分たちを守るためということを主張する


蠅の帝国:軍医たちの黙示録 帚木蓬生 
蛍の航跡:軍医たちの黙示録 帚木蓬生
著者は医師でもあり、軍医を通しても戦争の記録であり、ジャングルなどの戦闘地域での、軍医の仕事のことが書かれている 
医薬品ない状況で、赤痢マラリアになって、どうすることもできず ただ、看取るしかない。 戦死者を記録することが軍医の仕事であること初めて知った 凄惨な描写も多いが、読み応えがあった


永遠のゼロ:百田尚樹
映画化もされ、話題になった本である ゼロ戦パイロットを通した、太平洋戦争の記録であり、いわゆる戦略や作戦の”たら、れば”を指摘しているが、そんなこと言ってもね、、と思ってしまう 


持たざる国への道 あの戦争と大日本帝国の破綻:松本崇
日本が中国で行っていた経済的失策が、戦争を拡大させて、要因であるといっているが、経済の話になると、わかりにくい