アニサキス

寄生虫のことを書いたら、もうひとつ私が経験した寄生虫のことを思い出しました。
青森県七戸町の病院に勤務していたとき、しばしば八戸の○○センターに魚を買いに行きました。そこは観光バスも来るようなところで、秋田の市民市場を大きくしたようなところです。
いろいろな魚介類を売っています。

そこで、白子を売っていたので、だだみ鍋にしようと買いました。鍋でぐつぐつ煮ると、なにやら白子からニョキニョキと突起物が出てきました。初めはわからず、その突起物を取りながら、食べていましたが、「これって何?」と妻に言われ、よ〜く見ると、確かに何か小さな虫に見えてきました。頭に浮かんだのは「アニサキス!!」それからは鍋を捨てて、アニサキス寄生虫→胃の壁に食い込まれると思うと、急に気持ち悪くなって、すべて吐いてしまいました。
煮ていたので、アニサキスも死滅していたのか、症状は出ませんでした。
その後、この話をアニサキス経験者にすると、白子は房の間をひとつずつアニサキスがいないか見なければダメだと言われました。その経験者はアニサキスが胃壁に食い込んでくるとかなり痛いと言っていました。緊急に胃内視鏡で一匹ずつ取ってもらったそうです。

それ以来、白子は食べる気がしません。