東北ART

夜になると、かなり涼しくなってきました。

週末は仙台に東北ART研究会に行ってきました。
不育症の専門家の話が聴きたくて、弾丸ツアーで行ってきました。
講師は杉俊隆先生で不育症専門のクリニックを開業している先生です。不育症専門で開業しているのは日本で唯一ではないでしょうか?
講演の内容は抗PE抗体と凝固第ⅩⅡ因子が中心でした。 両者が異常であると、血液凝固異常による流産であると診断できるとのことでした。治療はアスピリンとヘパリンで両者を併用したほうが、成績はいいとのことでした。また、演者の先生のクリニックでは院内で検査でき、検査の特殊性からすぐに検査をしたほうがいいとのことで、それがゆえに自分で開業したとも言っていました。確かに私も不育症の方にこの検査していますが、異常が出ることは少ない印象がありました。測定までに時間がかかっていることも要因かと思われました。その対策として、採血したら可及的速やかに遠心分離し凍結することとのことでした。今後当院でも取り入れたいと思います。ただ、この検査は保険診療ではできない検査なのが、ネックです。
演者の先生がたまたまとなりの席にいたので、休憩時間に2,3質問出来たのはラッキーでした。

仙台は雨だったせいか、車外気温は19度と半袖では少し寒い位でした。