北日本学会①

土曜日、日曜日と秋田市で開かれた産婦人科の学会に参加しました。
日曜日は糖尿病の研修会と重なっていましたが、産婦人科の学会を聞いてきました。
不妊症関連の演題はそれほど多くはありませんでした。
一番勉強になったのは、多嚢胞性卵巣症候群に対する排卵誘発についてのランチョンセミナーでした。体重減少が排卵に有効であり、体重の5−10%の減量で排卵周期が回復する割合が高くなると言うものでした。ダイエットにマイロダイエットを利用しているというのも、具体的でした。外来で、なかなか痩せたほうがいいですとはなかなか言えませんでした。「痩せてください」と言っても、その方法を示さなければ、無責任かとも思っていまし、私自身もBMI25ギリギリです。治療の一環としてマイクロダイエットが使えないか調べてもみたいと思いました。

逆に体重減少性無月経には体重の増加は月経の回復につながるとも演者は話していました、ただ外来で体重減少性無月経の人に、体重を増やすように話しても、「もりもり食べているんですけど、、」とか「体重が増えると体が重くなって、かえって具合悪い」などと言われます。どちらにしても体重を適当に保つことは妊娠するには好条件と思いますが、コントロールすることはなかなか難しいものです。