うつ病

ほんの1か月前には冷房を入れていましたが、午前中は暖房を入れています。
急に寒くなったので、かぜをひいて受診される方もいました。

今日は診療が終わってから、医師会のうつ病の研修会を聞いてきました。秋田県は自殺者が全国一とうれしくない状況が続いていて、いろいろな対策がされています。テレビCMでも「お父さん眠れていますか?」ブラボー中谷さんが出ているので、見たことがある人も多いと思います。幸いにも私が診ていた人で自殺した人はいませんが、更年期障害うつ病と思われる人を見ることはしばしばありました。また、開業してからは、だんなさんがうつ病で休職している、奥さんは妊娠を考えているが、だんなさんが休職しているような状況で、子作りといった状況ではない、どうしたらいいかといったことを相談されることもありました。また、最近はうつ病の薬が種類も増え、どのように使い分けるかなど、悩んでいたので、参考になるかと思い、聞きに行きました。

講師の先生によると、うつは治るので、9割くらいは職場復帰している。治った後は結婚したり、家を建てたり、子どもが生れたりする例は普通にあるそうです。治っていく典型的なプロセスも示されていたので、先が見えると少し不安が軽減されると思いました。
また、初めて「リワーク」という言葉を聞きました。職場に復帰するためのリハビリテーションのことで、精神科のクリニックで行っているところや公的機関でも行っているとのことでした。
新しい薬が出てくるように、新しいサポート体制も出てきているのだと知りました。
今日の話では40-60歳代の男性がうつになることが多いと聞き、まわりにも自殺した人もいるので、その年代にばっちり入っている私にも、何かをきっかけになる可能性もなくはないのでしょうが、自分では完璧主義でもなく、几帳面でもないから大丈夫かと自分を納得させていました。