座談会

来週の天気予報で雪マークが出ています。
雪の季節がやってきます。まだ、ぱらつく程度でしょうが、タイヤ交換もそろそろしないといけません。
秋田に20年以上住んでいますが、雪の多い冬はどうにも好きになれません。

昨日の夜、製薬会社主催の座談会に出席しました。テーマは「夜間頻尿」「過活動膀胱」。参加者は泌尿器科と内科と産婦人科でした。開業してから、「頻尿」で受診する方のほとんどは膀胱炎です。20歳代から40歳代の方です。以前、病院に勤務していた時は総合病院でしたので、膀胱炎の人は泌尿器科で、産婦人科を受診する「頻尿」の方の多くは高齢者で、その多くは「骨盤臓器脱」がある方が多かったです。「骨盤臓器脱」は聞きなれないかもしれません。文字どうり、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)が下がってきて、膣粘膜が反転して脱出する病気です。完全に膣粘膜が反転してしまうと、俗に「なすびがなる」と言われる状態になります。「なすびがなる」という言葉は患者さんから教えてもらいました。イメージできないと思いますが、言い得て妙だと思います。

座談会で勉強したことのひとつに夜間頻尿と不眠との関係を問診する必要があるということ。最悪のケースでは夜間頻尿→不眠→睡眠薬→寝ぼけて転倒→骨折→寝たきりといったケースがしばしばあるとのことでした。