培養液

あけまして おめでとうございます
年末年始とブログはさぼって更新しませんでした。

今日から診療を始めました。今年もよろしくお願いします。

年末にさきがけ新報に体外受精の培養液に有害物質が含まれているという記事を読んだ方もいるかと思います
当院で使用している培養液はオーストラリアで作られているものです。それが今回の調査対象に含まれているかはわかりません、業者に確認したところ、業者も詳細を分かっているわけではないようでした。
しかし、現在世界中で使用されており、アメリカ合衆国とオーストラリアでは、政府機関の基準をクリアしているとのことでした。残念ながら日本にはそのようは基準や規制がありません。国内で培養液を作っているメーカーも私が知る限る1社しかないと思います。
以前、大学病院では自前で培養液を作っていましたが、精度管理が今使っている市販の培養液より優れていたとは思えず、実際に妊娠率も市販の方が優れていると思います。培養液を作っている会社は企業秘密なのでしょうが、培養液の詳細な成分をどこの会社も公開していません。突き詰めていけば培養液に必要な成分や最適な濃度はまだまだ、研究の余地があるということだと思います。

原発事故も起きたように100%の安全はないかもしれません。今後も情報収集していきます。