受精着床学会②

残暑が続いております。

日曜日になかいちに初めて行ってきました。
音楽イベントがあったためか、秋田にしては人出はすごかったです。そのため駐車場がなかなか確保できず、大変でした。

市内の小学校夏休みの作品展を見に行きました。
娘と夏休み中理科実験をして、それなりにいいんじゃないかと思っていましたが、校内審査で選ばれず、私の方が残念で、どんな作品が選ばれているか、気になって見に行きました。
確かに選ばれている研究は目の付け所や模造紙での発表でも、すごいなと思うところがありましたが、明らかに小学生レベルを超えてるじゃん、、と思われるところもあり、どうかなとも思いました。

選ばれなかったやっかみかもしれませんが、、、

受精着床学会の続きです。
早発卵巣不全に関する講演で、男性ホルモンを投与しながら、排卵誘発を行うと発表がありました。カウフマン療法に男性ホルモンを追加して、行うというものでした。
早発卵巣不全の多く見ている大学からの報告でした。ただ男性ホルモン剤は塗り薬で、一般の薬局にはないもののなので、すぐに当院で行えるものではなく、どうしようかと思案中です。
早発卵巣不全にDHEAを併用するとの報告もあり、なにかしら男性ホルモンが効果があるのかもしれません。

前回書いた無月経にする方法も、ダナゾールといって今ではあまり使われない内膜症の薬を投与する方法でした。ダナゾールの副作用として男性ホルモンを上昇させ、ニキビやひげなどの男性化兆候を逆手にとって、男性ホルモンを上げることで体外受精の治療成績を上げていました。
今後も男性ホルモンについてはフォローしようと思いました。

当クリニックのような小規模のところではなかなか研究できるような環境ではないとはじめからあきらめていましたが、学会で発表できるネタを探して、発表して、みたいと、小学生の夏休み自由研究を見て、なぜかやる気になりました.