生殖バイオロジー

先週日曜日に、生殖バイオロジーシンポジウムという会に参加してきました。
講演として、興味があったのは
Ⅰ:卵子の老化への対応
Ⅱ:女性における男性ホルモン
Ⅲ:培養液の問題点
でした。

卵子の老化への対応については、卵子の老化とは→染色体の異常。なぜ染色体の異常が起こるのか?
細胞内のmicrofilamentなどのたんぱくの働きが悪くなるから。→なぜたんぱくの働きが悪くなるのか? 細胞内のミトコンドリアの機能低下が原因らしい。
じゃ、それに対してどうするの?実験的な方法としては卵子以外の細胞のミトコンドリア卵子に注入するとか、別の人(若い人)の卵子細胞質(ミトコンドリアを含んでいる)を注入するなどの方法が世界的には行われているようですが、他人の卵子細胞質を注入する方法はその後禁止されているようでした。すぐには臨床応用されないと思われました


臨床医からの発表では低刺激で凍結しているという意見や体外受精では41-42歳を境に成功率がさがるが、AIHはそれ以降も妊娠「数」はそうでもない、そのわけはAIHは毎月のようにでき、回数が多くなるからで、6回以降もやっていく価値はあるという意見もありました。
また、DHEAを使用しているという発表もありました。作用機序はよくわかっていないようでした。

1日聞いているだけでしたが、疲れました。