休眠卵子

10月になって、朝方はエアコンを暖房に切り替えました。
横手への高速道路の脇はススキが生い茂っていて、もうすこしで紅葉が始まりそうです

今朝の新聞やネットでは「早発閉経患者に光、休眠卵子を育て体外受精」という記事が載っていました。
以前、ブログでも紹介したことがあります。2年前の講演では処理した卵巣を体内に戻し、卵胞形成があったとの途中経過でした。
今度の記事では昨年男児が出産したとありました。

記事によると、27人から卵巣を摘出し、13人に原始卵胞が確認できたとのことでした。体外で原始卵胞を操作して、「休眠」状態から「覚醒」させ、それを体内にもどし、卵子まで育てるそうです。
何人に戻したかは記載がありませんが、5人から採卵でき、3人に受精卵を移植し、2人が妊娠し、1人が出産した、とのことでした。出産した人は29歳で無月経になり、31歳で出産したとのことです。
30歳の時点で妊娠しているので、かなり早い治療の経過と思われました。

治療を受けた人は「早発閉経」と診断された人でしょうから、その半数の人に卵子があったことは、どうとらえたらいいのか?どういう人に原始卵胞があったのか? 詳しく知りたいところです。

早発閉経の人にはホルモン療法して、「きわめてまれな」排卵を待っているだけで、毎月毎月、同じことの繰り返しで、何かいい方法はないかと思っています

卵子提供もハードルが高いですが、今回の方法もまだまだ大変そうです。