日産婦

ブログの更新から、1か月たってしまいました。

4月に日本産科婦人科学会に行きました。学会は4日間あったのですが、日曜日だけの参加でした。

いけるのは日曜日だけだと思っていて、その日に発表される演題抄録の中で、ぜひ聞きたと思う演題があったので、何年かぶりに行きました。

最近は体外受精の患者年齢が高くなり、卵巣機能が低下した人に対して、卵巣刺激することが多くなりました。そのような場合、ロングやアンタゴニスト法から低刺激へと試みます。それでも、卵胞形成が得られないないしは低反応となる場合があります。そうなると、自然周期へしようかとなっていると思います。またはカウフマン療法をして、散発的に起こる排卵を期待して診たりもしています。

注目していた演題では、カウフマン療法後にエストロゲンを継続投与して、卵胞形成がえられないか?ということを目的にしたものでした。

発表では対象となった人の平均年齢は40.3歳でAMH0.16でFSH25とかなり厳しいと思われる集団でした。1484周期で中、932周期で採卵でき、387周期で胚移植でき、最終的には、妊娠したのは63人でうち25人は流産だったという結果でした。私はすごいと思いました。

演題発表を聞いた後、演者をつかまえて、いろいろ質問もでき、大いに参考になりました。

あまりに質問したため、名刺までもらって、何か聞きいたことがあれば、メールで、、、と最後はうっとうしがられたかと、、

帰ってから、再度、聞きたことがあって、メールしましたが、宛先不明で届きませんでした。
今度はオーソドックスに手紙にしようか思っています

さっそく帰ってから、数人の人にはじめていますが、まだ、採卵までたどり着いて人がいません。



今回の学会で、分厚い抄録集をみている人は少なく、スマホなどのタブレット端末で抄録をみている人が多いのと、子供を抱っこした女性医師が多いのがいまどきかと感じました