リケジョ

春先の行事として 束ねていた植栽の縄を解いたり、夏タイヤに取り換えたりして、春を感じていますが、すでに雑草のスギナが生えてきて、今年はどうしようかと考え中です。

昨日、小保方さんの会見を見て、自身の大学院や留学先での研究生活を思い返していました。
この騒動で、画像の切り貼りはやってはいけないことだと思います。
キレイな電気泳動の写真を撮るために、同じ実験を何回も行って、こっちのバンドはキレイに出ても、今度はこっちがよくないなど、そんなことの繰り返しをしていました。
論文に掲載されるのは1枚の写真でも、その後ろにはない枚ものボツになった写真とそれに費やした時間があるわけです。

「キレイ」な写真=「説得力」がある、ということになるので、「キレイ」な写真にしたいという気持ちは十分わかりますが、それと、以前より切り貼りなので画像処理が簡単にできるようになったのだと思いました。

実験でキレイなバンドが出るとうれしいものです。いまでは妊娠反応のバンドが出るのがうれしいですが、、妊娠反応のバンドを切り貼りすることはできません。(まったく次元の異なることですが、、)

実験ノートのこともよく出ていました、私自身の実験ノートのコピーを持っています。原本は所属していた研究室に残すことになっていたので、原本は手元にはありません。

そのコピーを見返してみました。15年くらい前のものなので、自分が書いたものでも何をやってたかすぐには思い出せません。私の書き方が悪いのでしょうが、他人が読んでも全くわからないのではないかと思います。そもそも他人に理解できるようなかたちで実験ノートを書いている研究者はいるのでしょうか、その実験の条件など、書いているだけではないかと思います。他人の実験ノートをみて、再現実験などできるのか?できなかったら、STAP細胞が存在しないということになってしまうのではないか、と思います。それはすごく残念な気がします。

ニュースで会見が終わったとき、見ていた子供が「研究者にはなりたくない」とボソッと言いました。
「リケジョ」を目指す人が1人減ってしまいました。