研修会

先週の日曜日に研修会に参加しました。
日本性科学会のセックスカウンセリング研修会です。今回のテーマが不妊症と性機能障害だったので、参加することにしました。4年ぶりに参加しました

 東京慈恵医大の講義室









会の名前からすると、エロっぽく思われるかもしれませんが、、、女性であれば、挿入障害、つまり痛くてできないことや男性であれば、EDや射精障害などをどのように治療していくかといことの研修会でした。

セックスがなくても幸せな夫婦はいるわけですが、子供をつくるとなると、大きな問題となってきます。
挿入困難では、それにより妊娠しないことが問題なので、挿入できるように治療することはさておいて、膣内精液注入(スポイト法)や人工授精を行って不妊治療を行ってきました。私自身そのような方で、膣内精液注入で妊娠例はありませんが、研修会では成功例も発表されていました。
研修会で、根本的に挿入できるようにするには、どうするか?という話では、自分で触ることから初めて、段階を踏んで、徐々に進めるということで、本人にやる気と努力が求められると思いましたし、結構時間がかかるるのではと感じました。

妊娠を希望されてくる場合、多くは30歳後半の方なので、そういう時間を要することができるかどうかが、どのくらい治療して、うまくいかなければ、不妊治療へ移行するか、見極めが重要と演者の先生も話していました。

同じようにセックスレスの問題も、話題になっていました。
対策も同じで、できるようにするには、行動療法からとなります。
行動療法といっても大げさなことではなく、まずは課題を決めて、「行動」することが求められます。
たとえば、課題として、「日曜日に一緒に御所野イオンに買い物にいく、その際イオンの中では手をつなぐ」などと決める。
課題は「医者から言われた」などと第3者から言われた方が、夫婦とも納得がいくでしょう
そのほかの課題として、「お互いに肩もみや足裏マッサージをする」「映画館で映画をみる、その際も手をつないでいる」
最初の一歩としては、体の末端に触れることから開始するのが、いいようです。
それがクリアできれば、次に「寝るときに、手をつないで、、」となっていきます
このこともやるかやらないか気持ちの問題が、大きいと思います。

それができない、行動ししてみたが解決しなかった、年齢的余裕や時間的余裕がないということになれば、スポイト法や人工授精といった不妊治療をすることになると思います