受精着床学会②

受精着床学会の続きです

体外受精の治療で、Freeze allという考えがあります。採卵する周期と移植する周期は分ける
できた受精卵を凍結して、次周期以降に移植するという考えです
現在、国内での生殖補助治療で妊娠、出産する人の中で、 新鮮胚移植するより凍結胚移植のほうが多いことからも、Freeze allが支持されます この欠点は採卵でき、受精しても胚盤胞にならないと、凍結できないので、また、再度採卵からということになります 子宮にもどしておけば、発育したかも、、と思うかもしれません 

もう一つの考えは、新鮮胚移植で妊娠するわけですから、子宮は最良のインキュベータという先生もいましたが、やはり早めに戻さないことには始まらない という考えです
1つの施設で45歳以上で、ある程度の数で妊娠出産例を報告している論文では、新鮮胚移植で行われていました

この新鮮胚移植がいいか、凍での結胚移植がいいかなにか指標になるものがあればいいですが、、
現状では治療経過・段階から決めているということになります というか私はしています

学会の帰りですが、
11月27日は秋田は強風で、予定していた飛行機が”条件付き運航”ということになりました
秋田空港が強風のため、着陸できない場合は、羽田に戻るという条件付きです 19時発で20時に到着予定でしたが、もし、着陸できず、羽田にもどることになれば、21時ころです。そこから、秋田にかえる手段はなく、一晩中、タクシーを乗り継いでも、土曜日に診療に間にあるか、採卵の予定の人もいるし、、、、、頭の中でグルグルと考えましたが、、遅くなるけど、秋田新幹線に変更しました
東京駅での掲示では、18時台の満席で19時台もグリーン車しか空席がない状態でした 
まあ、今日中につくから、良しと思うことにしました

予定していた飛行機はやや遅れて、20時過ぎに着陸していたことを、新幹線内で知り、がっかりしました 
転んでもタダでは起きないぞ、と 以前から、時間があったら、読もうと思って持参していた「不妊ストレスにさようなら」バーバラ プリッツァー著 中里京子訳 創元社を読みました
不妊治療をして、うまくいかず、ストレスを抱え、中にはうつ病になってしまう人もいます
何かいいアドバスはないものかと、思っていますが、この本を読んでの感想としては、体外受精の診療に付け加えて私がするのは無理だろう 医療者がアドバイスをすることは限られているなと思いました
自分で試みる方法として、「日刊 妊娠塾」というサイトがあり、その管理人の池上文尋氏が書いたhttp://allabout.co.jp/gm/gc/299820/
参考になるかもしれません

新幹線は盛岡まで順調にきましたが、それ以降は、”ただいま強風のため、○○駅に臨時の停車中です”のアナウンスが流れ、しばしば臨時停車を繰り返し、動いても、徐行運転で、結局、1時間以上遅れて秋田につきました
家に着いたのは12時少し前でした