5861人

数日前のさきがけに昨年の出生数の記事がありました
出生数は5861人

記事の中の出生数の推移を示すグラフでは、私が医者のなった1990年は1万人を少しこえていたようで、25年間で半減したことになります
その後の記事で、秋田県としては6100人を目標としていたようですが、6000人を下回ったとのことでした
記事では3人目を産んでもらえるような施策をしたいとも書いてありました

2015年度の当院での妊娠の治療成績をホームページに載せています
妊娠数は分かるっている範囲で237人でした。そのうち流産となって人が50人、おそらく180−190人が出生していると思います 昨年より10%増えています。秋田県の人口は毎年1万人ずつ、減少しているとのことですので、桁が違い、個人ができることはたかが知れていると感じました
少子化対策のために行っているわけではありませんが、なにかむなしい感じがします

今年の4月から秋田市でも一般不妊治療に対して、助成金が出るようになりました
これまでも鹿角市横手市では一般不妊治療費の助成制度がありました 自治体の規模として、大きな秋田市でも始まったことは意外でした 市担当者と話した時に
”どこから(どういう団体)か要望があって、始まったのですか?”
”いえ、要望は特になかったですが、、少子化対策の一環として、、”とのことでした
それほど、少子化は深刻なことなのだと、感じました 
自治体は事業をする際には予算を組むわけですから、受診するであろう人数を、人口から割り出して、そのうちの何%が受診すると予想して、事業計画を考えているでしょうから、対象となる、人口、つまり20歳から40歳までで、結婚していて、子供がいない世帯数はすぐに出るでしょうから、そういう人口自体がそもそも少ないというか、、と思いました