コウノドリ

昨日のNHK プロフェッショナル仕事の流儀に漫画「コウノドリ」の主人公鴻鳥サクラのモデルになった産婦人科医の話がありました 昨年テレビドラマ化され、話題になりました


待合室にある「コウノドリ」の単行本

鴻鳥サクラのモデルになった人は大阪府泉佐野市にあるりんくう総合医療センターに勤務する荻田和秀医師です↓

漫画「コウノドリ」が連載が始まった当初は、産婦人科の医療内容をよくわかっている、と思うのと、そんなにうまくいくかいなと思うところとありました

その後、実在の産婦人科をモデルにしていることを知り、りんくう総合病院って、どこにあるのかと思いました 産婦人科といっても、生殖医療をしているものにとってはなじみのない病院でした

今年5月、産婦人科の学会誌でも荻田先生が紹介され、人となりが記事になっていました

昨日の番組では、”死戦期帝王切開”のシミュレーションをしていること、医師スタッフで10人いること、常位胎盤早期剥離かどうか悩む場面で準夜帯になっても分娩誘発を止めなかったこと、脳梗塞を発症した妊婦など、それぞれの場面で、いろいろ考えることがありました
自分が平鹿にいたときだったら、どうしたか? 
たとえば、ド緊急な帝王切開のシミュレーションを麻酔科や小児科の医師にも参加してもらい、やること自体がすごいです
そのようなシミュレーションをやるために、ほかの科に協力を求めてもまずは、断られると思いました
勤務時間内には無理でしょうから、時間外にそのような時間を作って参加してもらうには、荻田先生が人望もあり、リーダーシップがあるからだと思いました
そのようなプランを麻酔科の科長に話しても、”ケッ”と言われて終わっていただろうなと想像しました

スタッフが医師だけでも10人いることもすごいと思います 今は研修医が研修先を選べるような時代ですので、大学から派遣されて、それだけ人数がいるわけではなく、自ら希望して、来ていると思いますそれだけ、トップである荻田先生や病院自体に魅力があるということで、今後はさらに希望者が増えていくでしょう

スタッフが多いこともあるのでしょうか? 準夜帯になっても分娩促進を止めなかったことにも、違うなと感じました
常位胎盤早期剥離が疑われましが、日勤帯から準夜帯に移行する頃に胎児心拍は回復して、陣痛も軽度で、このまま続けてい行くか、一旦中止して、翌日 仕切り直しするといった選択肢もあった時、準夜帯になると看護スタッフも減るなかで、分娩促進は人員を取られるので、スタッフからは嫌われるはずです、りんくう総合病院ではそうでもないかもしれませんが、、
看護スタッフの冷たい視線を感じながら、担当医は荻田先生に相談したのではないか?と想像しました
その結果はあっさり、「続行」となり、深夜1時に分娩になっています お疲れさんでした 1時でよかったですね 少しは寝れますね それとも翌日休めるのでしょうか? スタッフが多いことがなせる業でしょうか?

脳梗塞を発症した妊婦については、診断がついて時点で、搬送していたでしょう

番組の初めに、晩婚化の影響で、難しいお産が増えているといいナレーションもあり、番組で紹介された妊婦も長年不妊治療でやっと授かった云々と言われると、自分でやっていることが難しいお産ばかり増やしているようで、肩身が狭いと思いました