研修会③

研修会のつづきです

男性については②射精障害についても講演がありました。

原因の多くが、男性が”強く握りすぎる”ことや布団や畳に”強く”押しつけることでしか、射精出来ないよう様なことに慣れ親しんでしまうことで、膣内で射精出来ないということが起こるとのことでした。

EDについては薬物療法があり、効果があると思いますが、射精障害については薬物療法はなく、行動療法で徐々に馴らしていくことになります。

TENGAという製品があります。そのような製品を使って、徐々に弱い刺激でも射精できるようにすると報告も読んだことがあります
射精しそうになったら、挿入するなどの方法が紹介されていました
私にはちょっと介入できないかなと感じました

妊娠することが目的であれば、不妊治療としては膣内精液注入法や人工授精を行った方がいいのではないかと思われました。

講演で、男性の性欲低下に対して、クロミッドを使うと効果がある場合があるとのことでした 男性にクロミッドを処方することはあります。2010年論文でクロミッドとビタミンEを服用すると精子濃度が上昇し、妊娠につながったという報告を読み、漢方薬などで効果がない人に出しています
講演ではLHとFSHが低い場合に効果があったとのことでした
男性の性欲低下は時々、相談される事項です。

講演後、質問をしました
”男性のリビドー低下にクロミッド以外に効果的なものはありませんか?”
答えはなしでした

スポーツ新聞の広告にはいろいろ出ていますが、マカとか高麗人参とか、どれほど効果があるか、、
以前、別の講演で泌尿器科医がDHEAが効果があると言っていました

アカデミックには検討されていないのでしょう、個人的な感想、体験が根拠になっているだけだと思われました。